「練習活動のノウハウ」
平川に来場し、練習や行事活動をして、帰るまでの一連の動きについてまとめました。
これは、1期から現在までの会員のみなさんの経験を元に作りました。これからの活動の
ノウハウ集として活用してください。 鹿児島オーシャンヨットクラブ
解錠・施錠 |
・ 平川に一番に来た方は、ハーバー事務所で、シャッターの鍵を受け取る。 (シャッターを開け、鍵は木棚の横の釘にかける。) ・ 風速計の数値を確認し、8m/s以上のときは出艇せず、待機する。 ・ 「アーリー」の他、サークルスクエアの参加者数に応じて、スナイプなどを出す。 練習終了後 ・ 「アーリー」とシーホッパー以外のスナイプは、全てラックの下部に入れる。 ・ シャッターを下ろし、鍵をかけ、鍵はハーバー事務所に預ける。 |
本船(練習)担当 |
・ 出艇時の艇ナンバーと乗員名、「アーリー」や本船の乗員名を黒板に書き参加者に知らせる。 ・ 出艇セールナンバーと乗員名・参加総数を、ハーバー事務所に申告(用紙に記入)する。 ・ 「ひまわり」「アーリー」用の無線機をとる。(電源ON、通常は2チャンネル) ・ 必要な俵マークとアンカーケース、フラットフェンダーを「ひまわり」に積む。 ・ GPS魚探をONにし、深度状況を確認する。 ・ 出港したら、まず、風見を立てて、風を観る。 ・ 練習海域を考える。(上マーク、本船、サイドマーク、アウターが設置できるか) ・ アンカーは、本船の風上から投下(風下に投下すると本船がロープをまたいでしまう) ・ マークを取り付けるまでに余ったロープは、コイルするが、すぐに外せる形にする。 ・ 本船のアンカーは、風に合わせて、長さを変える。(着地してから、4ヒロ出す。) ・ 上マークは、風位に打ち、アウターは、上マークの方角と直角な位置に打つ。 ・ マークを上げるときには、風下から接近してロープをとる。 ・ アンカーやロープは、ケースに入れる。ロープエンドはケースに舫っておく。 ・ ポンツーンには、風を考えながら、直進で接近する。(スローでは舵は効かなくなる。) (風上の舫いを優先してとる。北風ならスターン、南風ならバウの舫いを優先する。) ・ 帰港後は、前舫い、後ろ舫い、後ろアンカーを確実にとる。 ・ GPS魚探をOFFにする。 ・ 無線機を返す、出艇申告書に帰着の時間を記入する。 ・ 練習の状況を話し合い、反省や艇状況を共有する。 |
エンジン(「ひまわり」)関係 |
・ 主電源をONにして、エンジンをチルトダウンする。 ・ 出艇前に、暖機運転を5分する。(排水モニターが出ているかを確認) ・ 燃料を確認、メーターモニターの異常なしを確認。 ・ 舫いをほどく、後進はスローで直進する。 ・ ペラが停止したタイミングで、前進にギアを入れる。(ガガガと鳴らないようにする。) ・ スロットルは、ゆっくり入れ、ゆっくり増速。(港内では、MAX3000回転) ・ メーターの情報を確認(ランプが点いたら、すぐに原因を調べる。) ・ 沖では、エンジンは停止しても、主電源は点けたままで良い。 ・ 帰港後、冷気運転を5分する。 ・ エンジン停止後、チルトアップする。 ・ フラッシングを20Lの水で行う。(船外機の外側も洗う) ・ 主電源をOFFにする。 ・ 「アーリー」のフラッシングも行う。 |
艤装・解装 |
・ ハルに異常がないか点検する。 ・ 2人でマストを立て、3本のステーをセットする。フォアプラーを取り付ける。 ・ ジブセールをあげる。パワーボックスでサイドステーにテンションをかける。 ・ ブームにメインセールをセットし、セールをあげる。 ・ ブームバング、カニンガム、メインタックをセットする。 ・ ジブシート、メインシートを取り付ける。 ・ セルフベーラーは閉めておく。 ・ ドレインの排水を確認し、コックを閉める。 ・ 艇を上架したら、艤装の逆の順で、解装する。 ・ シート類は、コイルして、艇上に置く。 ・ マストを2人で倒して、ハルやセンター、ラダーを洗う。シートは塩出しをする。 ・ 乾いているメインセールは、折って畳む。ジブセールはカールする。 ・ ぬれているセールは、洗浄後の艇の上に拡げる。 ・ 艇内の水出し、ドレインを開けて排出する。 ・ 部品欠落、艇の異常があったら、参加者で情報を共有し、白板に書く。 |
セーリング |
・ 参加者で協力して艤装をする。 ・ 装備が「変だな」と思ったら、みんなに相談する。 ・ およそ、二人で艤装する。(ドレインコックは確認する。) ・ その後、その日の艇分担で、艤装の再点検をする。(新しい取り組み) ・ 動力船を操縦する人は、海技免許を持参する。 ・ 特に冬場は、準備体操やストレッチをする。 ・ 港内では、船だまりや浅い西側への航行は避ける。(北風の時は、こまめにタックする。) ○ 風見で、風向を常時頭に入れておく。 ○ 回航マークのそれぞれの位置を目視し確認する。 ○ スタート前には、スタートラインを走り、上マークと風向を確認する。 (上マークを見て、風の吹くサイドからスタートする。) ○ 風に合わせてセールの引き具合をコントロールする。 ○ ジブシートにお尻が乗らないようにする。(ジブとメインの隙間が狭くなる。) ○ オーバーヒールしたら、ティラーを押すか、メインを出す。(ジブは引いたまま) ○ 他艇との上り角度の違いは常に意識する。 ○ セールを出さないと上マークは回航できない。 ○ マークの「水」は、3艇身に入るときに主張する。 ○ 風に立ったら、ティラーを押し(引き)続けてセールに風を入れる。 ○ 走らないとタックできない。 ○ スタボー艇は「声かけ」を怠らない。(相手艇は、自艇を確認できてないかも) ○ 着艇、離艇のときは、スキッパーは本船側に座る。(舵を押して波舵バック) ○ 本船のすぐ横やバウ近くでのジャイブは避ける。 ○ 本船のアンカーロープに気をつける。 ○ サイドステーが切れたら、切れていない方のタックにする。(レスキューを呼ぶ) ○ 曳航されるときは、センターを上げる。 ○ 港に入ったら、着艇前に、センター舫いシートをほどく。 ○ 南風以外で着岸の時は、メインセールを下ろす。(平川港の場合) |